続続ナイショなダーリン─絆─final


「おっちゃん、久しぶり」


ミコトがたこ焼きの屋台に声をかけた。


「おおっ。ミコトやないか。そこのべっぴんさん!」


「うわっルイに絡むなって。もう噂広まってんの?」


「ほ~ん。お前……隠し子はあかんで」


「さすがにな…ちゃうわっ。それおっちゃんやろ」


「……で、何する?」


「話変えんな。いつもの3つ。サービスしてなっ」



2人の会話はまるで異国語、僕には理解できなかった。

でも何か楽しい気分にさせてくれた。


ミコトがあったかい理由、

わかる気がする。




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