続続ナイショなダーリン─絆─final

玄関から声がした。

太陽が眩しくて、顔がよく見えない。


男の子……だ。



「ミコトの、知り合いです……」


「そう」



それだけ言って、手前のドアを開けた。



「羅未ちゃ~ん」



おばちゃんの声がして。

あたしはぺこりと頭を下げて去った。




これが2度目の出逢いとも知らずに――


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