続続ナイショなダーリン─絆─final


なんとなく、言いたくなかった。

あれはあたしにとって大切な思い出だもん。


年に1度だけ――


パパがあたしに微笑んでくれた。

嬉しくて
舞い上がって

確か。

途中まで――


奏がいた気がするの。

二葉の周りをウロウロしてて。

夏を一緒に過ごした。


“家に帰りたくない”


そう言ってた。


すごく男らしくなった――




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