続続ナイショなダーリン─絆─final
あたしはルイ姉ちゃんと目を合わせてばかり。

ついて行けない……


「奏は?音楽の夢はどないやねん」


「ぼちぼちだよ」


「お前そんな男前のクセして何を追い求めてんねん」


「ミコトだって。そんな美人妻つかまえて」


「……。」


「ちょっと。なんで黙るの、ミコト」



すかさずルイ姉ちゃんが言った。

その突っ込みがおかしくって、あたしは爆笑してしまった。



「羅未の親父の会社で雇ってもらえ。それしか道はないぞ」


酔っ払ったミコトが暴走を始めた。

あたし、知~らない。



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