世界で一番君が好き
~ルカside~

放課後、オレはシンジと帰ろうと、廊下に出た。

「ちょっと、待った!」

オレは急に誰かに腕を掴まれた。


「・・・ユミ」

ユミはオレを掴んだまま、シンジに言った。


「シンジ君だっけ?!今日は、ルカ借りるから、一人で帰って」


教室の中から、女の子が叫んでいる。

「ユミ、久しぶりに会えたのに、私たちと帰ろうよ」


「ごめ~ん!今日は、ルカが先約」


・・・オレは、約束なんてした覚えないんだけど(-_-;)


「おい、ユミ」


「よし、行こう(^.^)」

ユミはオレの言葉を無視して、ずんずん歩いていく。
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