世界で一番君が好き
それから間もなくして、ユミが目を覚ました。


オレの顔を見て、ユミが微笑んだ。


「ごめん・・ね。ビックリしたでしょ」


「そんな・・・オレの方こそ、疲れてるのに気付かなくてゴメンな」


「謝らないで。・・・こんな、病弱な彼女いやだよね」


「バカ、何言ってるんだよ。ユミ以外彼女なんていないよ」



ユミは嬉しそうに笑った。




いつも白い肌をしたユミが、もっと白く透けているように思えた。




・・・オレは、たまらなくなって、寝ているユミを抱きしめた。
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