世界で一番君が好き
手を繋いだまま、教室に入ったから、


クラスのみんなが、一斉にこちらに注目した。


私はスゴク恥ずかしかった。


でも、ルカはそんなのお構いなしで、私の手を引っ張って席に連れて行く。


「ルカ・・・もういいよ。」


「あ、ごめん。恥ずかしかった?」


「ちょっと・・・」


「みんな知らないから、教えとこうと思って」

ルカは、そう言って笑った。


「また、後で」

ルカはそう言って、自分の席に着いた。
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