世界で一番君が好き
その日の放課後からだった。


毎日のように、ユミがデートしようと言ってきたのは。


二人でいられるのは嬉しいけど、



時々疲れた顔をするユミが、心配だった。


「ユミ・・・今日はデートしないでまっすぐ帰ろう」


「やだ・・・」


「顔色も悪いし…前みたいに倒れたらどうするんだよ?」


「・・・・」


ユミは今にも泣き出しそうだ。


「今日で最後だから・・・」
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