世界で一番君が好き
「エッ?最後ってどういうこと?」


「・・・私、もうすぐ、遠くに行くの」


「引っ越しでもするの?」

オレの問いかけに少し微笑んだユミ。


「・・・まあ、そんなとこ」


「遠距離でもいいじゃん。会いに行くから」


ユミは首を振る。


「ルカには来られない場所だから」


「ユミ・・・」


「私、水島ユミは、今日で、大沢ルカと別れることを誓います」
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