。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅲ・*・。。*・。

お風呂!?



◆ お風呂!? ◆


10分ほど磨いて口をゆすぐと、


「よっしゃぁ!」


戒は洗面所に両手をついて気合い(?)を入れるように声を上げた。


ビクゥ


思わず肩を震わせて戒を見上げると、


「風呂入ってくる」


「風呂かよ!何の気合いだよ!ってか歯磨きって普通風呂あがったあとだろ?」
(ちなみに作者の私は寝る前です♪)


「俺は大抵風呂に入る前だ」


「ふぅん、人によって違うもんなんだ」


って…何なごやかに話してるんだよ。


「変わった入浴剤ある。ココナッツの香りだって。ハワイア~ン☆お前好きそうじゃん♪」


戒はマイペースにスキンケアセットと一緒になっている入浴剤の一つを手にとってご機嫌に眺めていた。


叔父貴もそうだけど…ってかあたしの周りにいる男子がみんなそうなのか?


マイペースなヤツ多!


「ふむふむ。何々?ジェットバスに入れると湯が泡立つ??おもしれぇ♪朔羅一緒に入るか~?」


戒はさりげなく聞いてきてあたしは思わず顔を上げた。


「冗談冗談~♪お前、先入る??」


戒はいつも通り人懐っこい笑顔で冗談ぽく笑いながらあたしの頭をぐしゃりと撫でた。


あたしはその戒の腕をきゅっと握った。


「どうした?」と戒の目が物語っている。





「うん。一緒に入る」







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