。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅲ・*・。。*・。
「「「…………」」」
またも沈黙が降りてきて、ってか最近変な沈黙多すぎ!!
これじゃ話しが進まないじゃん!てか辛気臭いのは嫌いなんだよ!
と、相変わらず短気なあたしがテーブルを叩いて立ち上がった。
「分かんなかったら調べりゃいいだろ!!前回みたいに手分けして行こうぜ!」
あたしの提案に、戒とキョウスケは同じタイミングで顔を上げて目をぱちぱち。
う゛!なんだよ、その視線!!そりゃあたしの考えはワンパターンで、捻りがないけど、
だけどそれが一番手っ取り早いし確実ジャン。
「確かにその作戦が手っ取り早いな。俺は畑中組のもんを調べてみる。ヤクの真相がどうなのか、調べてくるよ」
と戒が笑った。
「畑中組?何で……今関係ないじゃん」
「彩芽さんが前関係してただろ?ちょっとのことでも見過ごせない。それに俺は彩芽さんがどうも苦手だ。
あの女はお前に任せる。お前だったら気を許してそうだしな。
んで最後、大本命のイチは―――」
言いかけて、戒はキョウスケを見た。
キョウスケは大きく頷いて、
「俺がいきます」
とそっと手を挙げた。
あたしたちは宙に手をかざし、それぞれの手を重ねた。
「「やってやるぜ!」」
「……やってみます」
おい!キョウスケ!おめぇノリ悪りぃな!
大丈夫かぁ?
と、若干不安になりつつも作戦会議は終わりを告げた。