。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅲ・*・。。*・。


「まぁお前が居りゃすぐに入れるだろうけどよ」


戒はあまり納得がいってないのか、唇を尖らせてあたしをじっと見る。


「何だよそれ」


意味が分かんなくて、戒を睨み返すと、


「別に……」と戒は面白くなさそうに呟いてあたしの膝の上に頭を乗せてきた。


ってか頭!


ドサクサに紛れて膝枕されてんじゃねぇよ!!


「俺は心配や。お前が連れて行かれたらどないしよ…」


しょんぼりと可愛い声でうな垂れながらも、あたしのお腹に顔をすりすり。


どないしよ…って!あたしが今『どないしよう』だよ!


「はぁ~やっぱり女はええな♪やーらかいしふわふわやし、ええ香りがするし♪」


「悪かったですね、硬くて」


メリっとキョウスケの足が戒の頭にめり込み、戒は鼻を押さえながらむくりと起き上がった。


「お前はどーなんだよ。イチとキスしたって、どういうことだよ」


は!そうだった!


き、キスしたってどうして!?




てかリコはどうなるの~~~!!












< 257 / 776 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop