。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅲ・*・。。*・。
「まぁお前が居りゃすぐに入れるだろうけどよ」
戒はあまり納得がいってないのか、唇を尖らせてあたしをじっと見る。
「何だよそれ」
意味が分かんなくて、戒を睨み返すと、
「別に……」と戒は面白くなさそうに呟いてあたしの膝の上に頭を乗せてきた。
ってか頭!
ドサクサに紛れて膝枕されてんじゃねぇよ!!
「俺は心配や。お前が連れて行かれたらどないしよ…」
しょんぼりと可愛い声でうな垂れながらも、あたしのお腹に顔をすりすり。
どないしよ…って!あたしが今『どないしよう』だよ!
「はぁ~やっぱり女はええな♪やーらかいしふわふわやし、ええ香りがするし♪」
「悪かったですね、硬くて」
メリっとキョウスケの足が戒の頭にめり込み、戒は鼻を押さえながらむくりと起き上がった。
「お前はどーなんだよ。イチとキスしたって、どういうことだよ」
は!そうだった!
き、キスしたってどうして!?
てかリコはどうなるの~~~!!