。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅲ・*・。。*・。
それにしても…
この状況はマズイだろ!
あたしはキョウスケに抱きしめられるようにして布団の中。
あれこれ言ってるうちに連れ込まれたワケだから、あ、あたしの…う、腕がーーキョウスケの腰に回ってるんですが!!
しかも慌ててたからTシャツが捲くれ上がって、あたしの手はキョウスケの生肌!?に触れてる…
てか生肌って!あたしゃエロオヤジかっての!
慌てて手を離そうとして、それをキョウスケが阻んだ。
「静かに」そう言われてる気がして、
ぐいっ
一層強く抱き寄せられて、あたしはキョウスケの胸元に顔を抱き寄せられる。
キョウスケの香りを間近で嗅いで、キョウスケの体温を直に感じて…
んぎゃ~~~!!!
「おめぇさっきから何ごそごそしてんだよ」
さすがにタクが不審そうに声を低めた。
こ、この状況で見つかるのが一番ヤバい!!
どーしよ~~!!
と焦ってるも、あたしは身動きできず…
どーやって切り抜ける!?一人であたふた。
…してるときに
「何って、そりゃナニですよ」
キョウスケがさらりと答えた。