。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅲ・*・。。*・。


ってか仮にも龍崎組のタクだぜ?”鬼のマサ”に続いて強ぇえヤツを一瞬で黙らせるとは…


キョウスケ…やっぱこいつ相当強ぇえな。


本人まるで意識してないのか、


「よいしょ」とタクの足を持ち上げてズルズル引っ張ってる。


「ど、どーするんだよ…」


「とりあえずタクさんの部屋に。大丈夫です。自分の部屋で朝起きたら夢だったと思いますよ」



そ、そーだったらいいけど。そんな単純かな??



ガンっ


ドカッ


キョウスケに引きずられてるタクはあちこちぶつけられてるけど、全く起き出す気配なし。


タク…何かゴメン。


あたしも手を合わせて頭を下げた。


「お嬢は部屋に帰られます?」


「…う、うん」


そーしたいのはやまやまだけど、ついさっきキョウスケと話していた会話を思い出して、とてもじゃないが一人で寝れる状態じゃない。


だっておばけ見たかもしれないんだよ!?


そんな状態で寝れるかっての!






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