。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅲ・*・。。*・。



てかうら若き乙女の前に男性用パンツを並べんなよなぁ。


と、あたしも若干恥ずかしくなってきた。


「やっぱ黒かぁ。こっちのグレーもお洒落でいいよなぁ。う゛ーん、悩む」


なんて両方を手にとって見比べていると、





「あれ??お嬢さん?」





聞き覚えのある声がして、あたしがはっとなって顔を上げると、


「うさぎちゃん!どーしたの??♪こんなところで♪」


と、もう一人聞き覚えのある声が…


「あ…」


リコの方が一足早くに気付いて、あたしの袖を引っ張る。


あたしは、気付きたくなかった…


他人のフリができたらどれだけ楽か。




何でこいつらが。




でも今更逃げることは不可能。




すぐ近くにドクターと変態タイガが立っていて、あたしは額を押さえた。


って言うか最悪なコンビだぜ!




今日は厄日かもっ!








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