。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅲ・*・。。*・。


「てめぇ!ふざけんじゃねぇ!!なぁにが“大人の事情”だ!!叔父貴はノンケだ!」


今度はタイガの胸ぐらを掴んで揺すると、


「何か勘違いをされているようですが、私もストレートですよ」


とドクターは冷静。


知ってるよ!彩芽さんて言う美人な恋人が居るってのもな!


「おい!変態ドクター!!叔父貴のパンツのローテーションを知ってるからっていい気になるなよ!」


あたしはビシィと指をさしてドクターを睨みあげた。





「あたしはもっと凄い情報を知っている!


叔父貴は自分の部屋では“裸族”ってことをな!!」







「「「「…………!!」」」」





一同があたしの発言にびっくりしたように目を丸めて、声を失った。


何故か巻き込まれる形になっていた店員さんまで口に手を当て目を開いている。


し、しまったぁ!!


あたしったら何てはしたないことを!!


「そ、それは凄いね……か、風邪ひかないようにしないとね」


とリコが真っ赤になって俯き、それでも何とか言葉を探してあせあせ。


反対にタイガは


「ぅゲ」と想像するのもイヤと言う感じに顔をしかめ、


「ほう、それは実に興味深い」


と、


ドクターだけが何故か食いついてきた。


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