。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅲ・*・。。*・。
興味深いってナニが!?
あたしが目を剥いていると、
「うさぎちゃんは何でそんなこと知ってるのさ~」とタイガがちょっと探るように目を細める。
「へ!?」
「お、叔父さまが自分でそう言ったの?」
と、リコは顔を赤くしたまま。
「それはえっと……」
叔父貴が自分で暴露したわけじゃない。
一年ほど前に叔父貴の部屋に用事があって出向いたとき(鍵は預かっていた)、休み中でベッドで眠りこけていた叔父貴を見て……
見て…
クラッ
そのときのことを思い出してあたしは眩暈を起こしそうになった。
大変なものを見てしまった。と。
「朔羅。大丈夫??」
ぎゅっとリコに抱き寄せられて、「ああ、リコはやっぱいいなぁ」と改めて実感。
「ちなみに僕は今日はヒヨコ柄だよ♪ヒヨコちゃんと一つになれますよ~に☆って願いを込めて。
あと、ヒツジ柄とうさぎ柄をヘビロテさ♪」
きーてない!!ってかあいつら+あたしをそんな目で見るんじゃねぇ!!
楽しそうに言ってのけるタイガに、
「きょ、響輔さんと朔羅をそんな目で見ないでください!」
とリコが怒鳴り、さすがのドクターも顔をしかめて、
「恵一」
ぽんとタイガの肩に手を乗せた。
「君は一度死んだ方がいいんじゃないかい?大丈夫、司法解剖は私はやらないから。
変態の菌が移ったら困るんでね」
ドクター…あんたも何気にひでぇな。