。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅲ・*・。。*・。
リコにならもういい加減言ってもいい気がするけど。
さすがにそれはドン引きされそうだしなぁ…
ギャルでもねぇのにタトゥーとか。
“やっぱあたし、朔羅の友達無理”
なんて言われたら、あたしどーすればいいの!!
……やっぱ黙っておこ。
「あ、あたし水着持ってないし!自慢できるプロポーションでもないしぃ」
『あはは♪あたしもそーだよぉ』
リコはカラカラと笑う。
『あ、じゃぁさ~ピクニックとかどう??』
「ピクニック?二人で??」
『うん☆バーベキューとかは男の人が居ないとできないし、でもピクニックなら気軽じゃん?うちらだけでもできるし♪
お弁当作って出かけようよ~』
「それなら…」
女の子同士でピクニックってはじめてだし、なんか楽しいかも♪
!
突如閃いた。
「じゃぁさ!そのお出かけ戒とキョウスケも誘って四人で行かね?ダブルデートしようぜ!」
『それ、いいね!!』
リコも乗り気だったけど…
『でもあの二人がピクニック行きたがると思う…?』
リコの指摘にあたしはう゛~ん…と唸った。
戒はあの性格だから超健全!なピクニックに行きたがるかどうか…。
しかも目的もなく外でだらだらするの好きじゃないだろうし、
キョウスケはピクニック最中に熱中症で倒れそう…
そんなことを考えてるときだった。
「…腹いてぇ。マジであいつぶっ殺してやる…」
と腹を押さえながら戒が帰ってきた。