。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅲ・*・。。*・。
慌しく準備をした戒と、久しぶりの登校。久しぶりの学校♪
授業があるときは面倒だな~って思うときもあるけど、
この夏休み色んなことがあり過ぎて、この平和な光景がなんだか懐かしいよ☆
なんて思ってるのもつかの間…
「おはよ~ございまっす!姐さん!!兄貴!!」
出たな、キモ金髪野郎。
「てか、いい加減姐さんって呼ぶのやめろ!」小声で注意するも、全然堪えてないし。
「おはよ~!朔羅っ!♪」
と今度は千里が登場。
にこやかに声を掛けてきた瞬間、あたしの隣に居る戒を見て顔色を変える千里。
「よっす。てか誰だっけ??」
と、戒が意地悪そうに千里に笑いかける。
戒……おめぇ悪意たっぷりだな。
「おっはよ☆
朔羅~おひさ~って感じがしないよね♪何気にうちら結構遊んでるし♪」
と、今度はリコが抱きついてくる。
……リコ…
う゛~ん!やっぱいいな!リコは!!
ぎゅっと抱きしめ返すと、
「ええ眺めやな~♪」
「ほんと、ホント~!」
と戒とキモ金髪がにこにこ。
「家でも野郎ばっかだし、バイトでも男の店員ばっかなんだぜ?ありえねぇよな?」
「兄貴、バイトしてるんスか!?俺、遊びに行きますよ!!」
「男はお呼びじゃねぇ」
会話も平和。
「朔羅!あいつと同じ家で何かされてないか!!」
千里が勢い込んできて、あたしは慌てて首を横に振った。
若干一名、平和じゃないヤツが…。
この登校日、何か起こらなきゃいいけど……