恋で癒して



その日は雨でみんな傘をさしていた。



そこに一人、赤い傘をさした女がいた。



俺はそれを見た瞬間、傘もささずに外に出た。



「ちょっと大和くん、どこ行くの?」



親戚の人が呼んでも俺は返事もせず、その女に向かって行った。



「何しに来たんだよっ!!!!」



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