恋で癒して



あの顔、どこかで…。



俺はその店員の背中を少しの間見つめていた。



「大和、どした?」

「ん?いや。」



すると要が不思議そうに俺が向けている視線の先をみた。



俺はパッと視線を料理に移した。



お皿をみた瞬間、あの店員の細く長い指が見えた気がした。



なんなんだよ…いったい。



< 21 / 48 >

この作品をシェア

pagetop