とある堕天使のモノガタリⅤ
~TRINITAS~
セリは「うちのなんてさ~」と頬杖を着きながらケーキを突っつく。
「仕事仕事で赤ちゃんの事なんて興味ないみたい。」
「それはないと思うけど…でも右京も仕事ばっかりよ。」
「へぇ~意外ね!あんなに忍にベッタリだったのに!」
「なんていうか、オンオフがはっきりしてるのよ。」
「判る!家に仕事持ち帰って来たりして、妻ってなに!?って思う!」
「あるある!」
いつの間にか話題は子供の話から旦那の愚痴へ…。
「休みの日なんて一日中寝てるし!」
「そうそう!疲れてるのはわかるけど、こっちだって大変なのよね!?」
「そこらへん判ってないのよ、男って!」
もはや旦那どころか、世の男全般の愚痴である。