とある堕天使のモノガタリⅤ
~TRINITAS~
◇
深夜にケイの“腹減ったコール”で起こされる。
時計を見れば前回の授乳からぴったり3時間だった。
退院してから数日、ケイが何故愚図るかが読めて来た。
基本的にあまり泣く子では無かったが、“ミルク”“オムツ”“ルーク”ほぼこの3つが原因で泣くのだ。
狂った様に泣き続けるケイの声で隣の右京もモゾモゾと目を覚ました。
「…俺がやる…。」
「じゃあ、お願いね。」
オムツは右京に任せて忍はミルクを作る。
早くもそんな分担制が確立しつつある。
─…チリーーン…
当たり前の様に起きたルークは、ケイの傍まで来るとゴロゴロと喉を鳴らしながら丸くなった。
ケイは泣きながら反射的にルークの尻尾を掴む。
すると嘘みたいに泣き止むから不思議である。
深夜にケイの“腹減ったコール”で起こされる。
時計を見れば前回の授乳からぴったり3時間だった。
退院してから数日、ケイが何故愚図るかが読めて来た。
基本的にあまり泣く子では無かったが、“ミルク”“オムツ”“ルーク”ほぼこの3つが原因で泣くのだ。
狂った様に泣き続けるケイの声で隣の右京もモゾモゾと目を覚ました。
「…俺がやる…。」
「じゃあ、お願いね。」
オムツは右京に任せて忍はミルクを作る。
早くもそんな分担制が確立しつつある。
─…チリーーン…
当たり前の様に起きたルークは、ケイの傍まで来るとゴロゴロと喉を鳴らしながら丸くなった。
ケイは泣きながら反射的にルークの尻尾を掴む。
すると嘘みたいに泣き止むから不思議である。