とある堕天使のモノガタリⅤ
~TRINITAS~
◇
年末のあの忙しさとに反して、年始の店内は閑散としていた。
今日のAXELはDJも正月休暇らしい。
カウンターには店主であるガクだけで、他の従業員も居なかった。
右京は「あけおめ~」と呟きながらカウンターに座る。
「おう…なんだ、新年早々シケた面してんなぁ…」
「色々とね…俺、自信なくすわ…」
はぁ…とため息をついてテーブルに突っ伏す右京を見てガクは小さく吹き出した。
不貞腐れ気味に口を尖らせた右京の前にグラスビールを置くと、彼は「まぁまぁ」と宥める。
「仕方ねぇんじゃね?育児なんて初めてなんだろ?」
「んー…そうなんだけどさ…こう毎日ダメ出しされると流石に凹むよ…」
珍しく情けない表情をした右京をガクはクククと笑った。
年末のあの忙しさとに反して、年始の店内は閑散としていた。
今日のAXELはDJも正月休暇らしい。
カウンターには店主であるガクだけで、他の従業員も居なかった。
右京は「あけおめ~」と呟きながらカウンターに座る。
「おう…なんだ、新年早々シケた面してんなぁ…」
「色々とね…俺、自信なくすわ…」
はぁ…とため息をついてテーブルに突っ伏す右京を見てガクは小さく吹き出した。
不貞腐れ気味に口を尖らせた右京の前にグラスビールを置くと、彼は「まぁまぁ」と宥める。
「仕方ねぇんじゃね?育児なんて初めてなんだろ?」
「んー…そうなんだけどさ…こう毎日ダメ出しされると流石に凹むよ…」
珍しく情けない表情をした右京をガクはクククと笑った。