とある堕天使のモノガタリⅤ
~TRINITAS~
R/C
◇
休憩時間に喫煙所へ行くと田所と目が合った。
昨日の事を思い出し、すぐに視線を反らすと離れて座った。
「…黒崎様と仲良く話してたって?」
「…たまたま二日酔いで死んでた時に声掛けられただけよ…」
会話が続かず気まずい…。
チラッと彼を見ると眠そうに欠伸をしていた。
「…ねぇ…」
「んあ?」
「…昨日のあれさ…」
「…あれ?…あれって?」
自分同様、二日酔いらしい田所はこめかみを押さえながらしのぶを見た。
その表情はいつもと変わらず、なんだか拍子抜けしてしまう。
「…よく覚えてないんだよ…カウンターで飲んでた辺りから記憶があやふやで…」
「…覚えて…ない?」
…人がこんなにあの言葉で悩んでるっていうのに!
些か頭に来てしのぶは彼の前で仁王立ちをした。
休憩時間に喫煙所へ行くと田所と目が合った。
昨日の事を思い出し、すぐに視線を反らすと離れて座った。
「…黒崎様と仲良く話してたって?」
「…たまたま二日酔いで死んでた時に声掛けられただけよ…」
会話が続かず気まずい…。
チラッと彼を見ると眠そうに欠伸をしていた。
「…ねぇ…」
「んあ?」
「…昨日のあれさ…」
「…あれ?…あれって?」
自分同様、二日酔いらしい田所はこめかみを押さえながらしのぶを見た。
その表情はいつもと変わらず、なんだか拍子抜けしてしまう。
「…よく覚えてないんだよ…カウンターで飲んでた辺りから記憶があやふやで…」
「…覚えて…ない?」
…人がこんなにあの言葉で悩んでるっていうのに!
些か頭に来てしのぶは彼の前で仁王立ちをした。