とある堕天使のモノガタリⅤ
~TRINITAS~
オルレアン
◇
明け方の冷たい空気を感じて忍は目を覚ます。
無意識に摩った腕は地肌で、自分が何も着ていない事に気付いた。
ーああ、そうだった…
昨夜は産後にして初めて夜の営みを解禁したとあり、右京がなかなか放してくれなかったのだ。
確かに久しぶりではあったが、その行為での右京の執拗さはかなりのもので、それを思い出すだけで身体が熱くなるような気がした。
忍はうつ伏せで寝ている彼の寝顔を眺め、ちょっとにやける。
「…なにニヤニヤしてんの…?」
突然パチリと目を開けた右京にそう言われ思わずドキッとした。
「…ニヤニヤなんてしてないよ…」
「嘘つけ。エッチな妄想してたくせに。」
「し、してないってば!」
真っ赤になって反論する忍を引き寄せ、右京はまどろみながらクスリと笑う。
「忍イキまくってたもんなぁ…まぁ、俺もまさかこの歳でヌカ3を経験するとは…」
「ちょっ…!誰のせいよ!」
薄く目を開き「俺。」と不敵に笑う右京はチュッと忍にキスをする。
そして「すげぇ良かった」なんて言うもんだから、忍は恥ずかしくてズリズリと布団の中に潜ってしまった。
明け方の冷たい空気を感じて忍は目を覚ます。
無意識に摩った腕は地肌で、自分が何も着ていない事に気付いた。
ーああ、そうだった…
昨夜は産後にして初めて夜の営みを解禁したとあり、右京がなかなか放してくれなかったのだ。
確かに久しぶりではあったが、その行為での右京の執拗さはかなりのもので、それを思い出すだけで身体が熱くなるような気がした。
忍はうつ伏せで寝ている彼の寝顔を眺め、ちょっとにやける。
「…なにニヤニヤしてんの…?」
突然パチリと目を開けた右京にそう言われ思わずドキッとした。
「…ニヤニヤなんてしてないよ…」
「嘘つけ。エッチな妄想してたくせに。」
「し、してないってば!」
真っ赤になって反論する忍を引き寄せ、右京はまどろみながらクスリと笑う。
「忍イキまくってたもんなぁ…まぁ、俺もまさかこの歳でヌカ3を経験するとは…」
「ちょっ…!誰のせいよ!」
薄く目を開き「俺。」と不敵に笑う右京はチュッと忍にキスをする。
そして「すげぇ良かった」なんて言うもんだから、忍は恥ずかしくてズリズリと布団の中に潜ってしまった。