君へ、約束の歌を。<実話元>
・・。+゚最後の…デート
…今日は、部活が休みの日曜日。
久しぶりに祐ちゃんと遊ぶ約束をして、
自転車で待ち合わせ場所へ。
『おはよ〜!祐ちゃん!』
祐ちゃんはもう来てて、ケータイを弄っていた。
その画面から顔を上げると、
「お〜愛璃ちゃん!おはよ!」
笑顔で片手を上げてくれた。
目的地へと向かいながら、隣で同じく自転車を走らせる祐ちゃんに、いきなり宣戦布告を突きつける。
『絶対負けないからねっ!』
「それはこっちのセリフ〜!
オレだって負けんし」
私達は今日、
ある勝負をする約束をしてる。
――…しばらく自転車をとばすと、
目的地到着。
中に入ると、そこは…
ライトに照らされたレーン、
ピンが次々と倒されてく豪快な音…
『ボウリングなんてほんと久しぶり〜!』
…そう、ボウリング場。
話が決まったのは昨日。