君へ、約束の歌を。<実話元>
祐ちゃんと部活のアップをしてる時に、お互い最近ボウリングやってないんだよね〜って話になって。
じゃあ一緒に行こう!勝負しよう!ってことになって、話はまとまった。
小学校の頃は子供会でボウリング大会が毎年あって、男子おさえて優勝したこともあるから自信あり!
…だったけど、中学に入ってからやってないからなぁ〜。
でも負けたくないし!
『じゃあ…
負けた方のバツゲームは、何にする〜?』
靴も履き換えボールを置きながら、画面の前の席に座ってる祐ちゃんに問う。
「そうだな〜…
1ゲーム目はジュースおごり、
2ゲーム目はアイスおごり!でどう?」
『おっけー!のった!』
順番は、祐ちゃんからスタート。
一緒にボウリングに来たのは初めてだから祐ちゃんの腕前は未知数。
だけど腕力強いし上手そう…
「よーし!目指せストライク!」
祐ちゃんのボールは予想通り勢いのあるスピードで、力強くピンを弾き飛ばした。