君へ、約束の歌を。<実話元>
[終了]を押して画面を見上げた後、
祐ちゃんに振り返る。
祐ちゃんは履き換えた靴を持って立ち上がると、屈託のない笑顔を浮かべて言った。
「そんな、全然いいよ!約束だしな〜!
おごらせていただきます」
『…ありがとう!』
結局祐ちゃんの言葉に甘えることにした私。
祐ちゃんに続いて荷物をまとめて靴を返すと、アイスを食べながらボウリング場の同じ建物内にある、ゲームセンターをぶらぶら見て回った。
私の足が止まったのは…
一台のプリクラ機。
『祐ちゃん!プリクラ撮らない?』
少し離れてた祐ちゃんを手招きして呼ぶと目の前のプリクラ機を指差す。
そういえば祐ちゃんとは今までプリクラ撮ったことがなかったことに気付いて。
「お〜いいよ!撮ろ!」
祐ちゃんも乗り気になってくれて、中に入りかけて目についたもの。
『…故障中…?』
本当なら映像が表示されているハズの画面の上に、べったり貼られている「故障中」と書かれた紙。
『えー…残念…』
でもプリクラ諦めたくないし…