君へ、約束の歌を。<実話元>
…そうだ!
『駅前のゲームセンター行かないっ?
あそこならプリ機いっぱいあるし』
「いいよ!行こっか」
アイスの棒をゴミ箱に捨てると外に出て、駅前に向かって自転車を走らせた。
うるさいくらいの音、
たくさんの人…
ゲームセンター独特の空気。
プリクラのコーナーは2階にあって、階段を上がるとそこは1階よりも空いていた。
「どれにする?」
『ん〜…じゃあこれで!』
中に入って撮影開始。
『ポーズどうする?』
「まず普通にアップとか?
せっかくだし、ボウリング?」
『ボウリングのポーズって…こんなの??』
ポーズに悩んでる間もどんどんシャッターは押されてくから、ぎゃぁぎゃぁ騒ぎながら撮影。
「けんか上等!とかどうよ?」
『そのポーズおもしろい!』
…何枚か撮った後、
近くのミスドに入ってお喋りに突入。
撮ったばっかりのプリクラを見ながら、
変なポーズに笑ったりした。