君へ、約束の歌を。<実話元>


『今日は〜…みんなで一斉に始めるのじゃないんだね。
最初は各自でメニューやって途中からパート練だって』


「やった〜パート練!
早くやりたいしさっさと始めちゃおうよ!」


『うん!あっでも、亜美は…?』



亜美はまだ来てないから、私達が先にやってると、亜美は一人か、他のメンバーとメニューをやることになる。


=私達と一緒にはできない。



「ん〜…まぁこれからみんな来るし、いいんじゃない?」



もう始めよう、って祐ちゃんが促すように言って。



『…そだね!
ちゃっちゃとやって早く終わらせよっか!』



ちょっと迷ったけど、
私も先に始めることに賛成して。


まず、アップで走り始めた。



走りながら考えるのは…


最近の亜美との関係。



最近、っていうか、正確には去年…
2年生の終わり頃。


私と亜美は…

ぎくしゃくしてきてしまった。



去年私はクラスの中で、亜美と未来と一緒にいることが多かった。



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