君へ、約束の歌を。<実話元>
『もしかして…
祐ちゃんと最後にメールしたのって…』
首が、そっと縦に振られる。
「…愛璃ちゃんよ」
祐ちゃん…
いつから、
自殺することなんて考えてたの…?
もし4日にメールしてた時に、
悩みとか相談してくれてたら…
ううん、メールじゃなくても。
私が、部活に行ってれば…
あの日、私は。
行こうと思えば行けたのに…
もし私が部活に行ってれば、
何か変わってたかもしれないのに…
悔やんだって、悔やみきれないけど。
ねぇ…
私はどうしてあの日、
部活に行かなかったの…?