君へ、約束の歌を。<実話元>


「二人とも今日はどうしたの?」


『遊びに来ちゃった!』


「まだ1年もたってないのに、
なんか懐かしくなって」



…3人で小学校の頃の思い出話をしたり、中学校での近況を話したり。



話は弾んで、空がオレンジ色に染まり始めた時にやっと私と祐ちゃんは先生に別れを告げて、小学校を後にした。






次の日学校から帰った私を待ってたのは、ビックリするようなお母さんの質問。



「愛璃、彼氏できたの?」


『えっ!なんで?!』



なんでいきなりそんな話…??


そう思ったのが顔に出たのか、
お母さんは笑いながら続けた。



「だって、昨日愛璃ちゃんが男の子と一緒に小学校から出て来るの見たよーってお母さんの友達が言ってたから」



昨日…?


『小学校って、まさか…!』



思わず吹き出した私を、お母さんが不思議そうな顔で見る。



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