君へ、約束の歌を。<実話元>
こんな風に、真剣な想いのやりとりを手紙ですることなんてなかったから。
なんだか恥ずかしいけど、
今日これを読めて良かったって、
そう心から思ったんだ。
…卒業証書を受け取って、
クラス全員で最後に写真撮って。
未来と並んで、
門まで続く卒業生の列の中を歩いて。
『3年間なんて、本当あっという間だね〜』
「うんうん、ほんと!
でも、高校なんてもっと3年が速く感じるんじゃない?!」
『そうかも…。
うわぁ〜なんかさみしい…』
3年間通った学校を後にする。
門を出て振り返れば、
そこはもう、
“母校”という名の場所。
いろんな思い出があるけど…
それが辛い思い出でも、
楽しい思い出でも、
大切な思い出ってことに、
変わりはないから。
やっぱり、
『ありがとう』だよね…