君へ、約束の歌を。<実話元>
・・。+゚Trauma
「今日はいっぱい歌おうね〜♪みんな!」
「「「おーー!!」」」
…ここはカラオケの一室。
私は彩紀やクラスの友達数人と学校帰りにカラオケへ。
今日は午前中授業の日で、どの部活も休みだから。
『このメンバーでカラオケ来るの、初だよね!』
「ね〜!
普段部活あるとなかなか来れないし…」
「歌いまくろーっ♪」
みんなハイテンションで、次々に曲を入れてく。
最初はみんなで一緒に歌って、次からは、一人一人自分の歌いたい曲を歌っていった。
…私が歌った曲は、宇多田ヒカルだったりELTだったり大塚愛だったり。
「愛璃上手いね〜!」
『ほんと?!ありがと〜!』
「なんか声がいいよね♪
甘い声っていうか、癒される感じ」
「確かに!なんか和む〜♪
かわいい声でうらやましー!」
みんな褒めてくれて、すごく嬉しい。
《癒される》
…あの約束を交わした日に、
祐ちゃんもくれた言葉。