君へ、約束の歌を。<実話元>
担任の言葉で、現実に引き戻されてしまった。
今度は大学受験が待ってる。
私は、まだ全然行きたい大学とかが決まってない。
大学なんて、まだまだ遠い話だと思ってたから。
配られたたくさんのプリントの中に、
進路関係のものがちらほら。
進路情報の冊子をぱらぱらめくってたら、目に飛び込んできた文字。
「指定校推薦」
…すぐに思い浮かんだのは、
推薦で決まったら、勉強しなくていいから楽だな〜っていう甘い考え。
高校に推薦で入った私にとって高校入試を超える大学の受験勉強の大変さなんて想像もできなくて。
推薦で決まりたいなぁ〜なんて完全に逃げてる考えを持ってた。
どこの大学から指定校推薦が来てるのか、ページに目を通してると。
視線が、引き寄せられた。
「A大学」という箇所に。
こんなすごい大学からも推薦来てるんだ、ってことにびっくりしたのが第一印象。
…それと、