君へ、約束の歌を。<実話元>
そんな自分の無力さが、映像化されて。
“夢”というカタチで、
何度も私の前に現れた。
いつも終わりは、
自分の叫び声の後、空を掴んで握りしめた手の感覚。
ドラマとかの見すぎだとか、
気にしすぎだとか思われるかもしれないけど。
抱え切れない重さを感じてたからこそ、
後悔の思いがあったからこそ、
こんな夢をみていたんだと思う。
起きて、きつく握りしめていた手を開けば
もちろんそこには何もなくて。
かじかむ手は、
暖めてくれる誰かの手を探すけど、
求めた温もりは、
気付けば近くて遠かった。