君へ、約束の歌を。<実話元>


みんなで団結して一つのものを作り上げる感覚は、やっぱりすっごく好きで。


それは中学の時から変わらない気持ち。






「みんな急いで〜!
間に合わなかったら減点になっちゃうから!!」


「やばいって!こっち誰か手伝って〜!」


「ガムテープどこ!?
ちょっとここ支えててー!」


「壁に使うポールは?!」



あちこちで焦る声が飛び交う、学祭前日。



準備が間に合うか間に合わないかは、
グランプリ争いの得点に大きく関係する。


絶対時間までに完璧にしようと、みんなでせっせと準備を進める。








コチコチと響く時計の針が、
終了時刻を告げて…



「「「「終わった〜!!!!」」」」



やった!と叫びながら、
みんなでハイタッチを交わし合う。




待ちに待った、明日は、


学祭!




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