君へ、約束の歌を。<実話元>
☆エピローグ☆ Dear...



   生きることを、

   投げ出さないで…



  『忘れたいこと』なんて、

  数え切れないくらいある。


  でも『忘れたくないこと』は、

  もっともっとたくさんある。



  何気なく流れていく日常の中で、

  『忘れたくないもの』を

  集めたくて、増やしたくて。


  それはいつしか、

  『残したいもの』に変わって…



  だから私達は、


  『今日』を生きてる。



  『生きてる』って、


  きっとそういうこと。




  だからゆっくり歩きながら、

  探してみない?


  『忘れたくないこと』を。


  迷ったって、

  転んだって、

  遠回りしたっていいから。



  少しずつ拾って、

  ポケットに入れて。




  そうして、

  ポケットがいっぱいになったら、


  溢れた分を、



  自慢げに、誰かに見せて。



  それを見せたいと
  思える人が、


  きっと…


  あなたにとっての、


  “大切な人”です。






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