君へ、約束の歌を。<実話元>


…私はそっと周りを見渡してみた。




私達のクラスは、幼稚園の中でも特に少人数のクラスだった。


他クラスは30人くらいいたのに、人数や教室の関係で私達のクラスは、僅か16人。


男子と女子8人ずつで、
今日は男子7人・女子6人が来てる。


これだけ出席率が高い同窓会も珍しいんじゃないかなって思う。




今日この同窓会を仕切ってくれてる真奈ちゃんが、大きな声でみんなに呼び掛けた。



「じゃあ、自己紹介しよー!
名前忘れちゃってる人いるかもだし、ね!」


「「「さんせ〜い!」」」


「それじゃあ、男子の端から順番によろしく!」



一人一人、
名前や今入ってる部活、近況とかを言っていく。


だいたい名前は覚えてたけど、幼稚園の頃と、雰囲気がだいぶ変わっていた子もいて、自己紹介はすごく盛り上がった。


自己紹介が終わると、料理がどんどん運ばれて来て、テーブルの上がお皿でいっぱいに。


その料理をつつきながら、みんなで雑談。



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