君へ、約束の歌を。<実話元>


『〜♪〜♪〜♪〜…』



夏の終わりっていう時期とか、
将来の夢の話とかは合ってたけど。



10年後に会うことは…


できない、


…できなくなったね。




祐ちゃんと過ごした日々は、
全部最高の思い出だよ。





今でも切ない気持ちになるのは、
きっと祐ちゃんとの思い出が
キレイになりすぎてるから…


私の中で、
雨にも風にも晒されず、
汚されることなく、


ただ暖まって、輝きを重ねてくから…





思い出は人の中で、
キレイなまま塗り替えられる。



祐ちゃんのことが懐かしくて、
思い出す度涙するのは…



きっと、そのせいなのかなって思うんだ。





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