Dear…


『あれ?俺なんかしたか?
ガン見し過ぎた?』


女は俺の横まで来ると
立ち止まった。


ふわり と風が吹き、
女のつけている香水の香りが
辺りを漂った。


それは
ほんのり甘い匂いで
そこら辺の女の香水とは
大違いだった。

< 13 / 150 >

この作品をシェア

pagetop