オノマトペ
鷹「あー、そりゃまあ、お前、コドモだしなぁ……」

花「コドモじゃないもん~! うわあぁああぁああん」

雪「まあまあ、花音ちゃん。恋はこれからだって出来ますよ。そうだ、花音ちゃんはどんな殿方が好きなんですか? せっかくですし、この機会に言ってみてはどうでしょう」

花「ぐずぐず……うーんとね…………

頭が良くて、色んな国の言葉が喋れて、一緒にバイオリン弾いてくれて、お料理も一緒に作ってくれて、優しいんだけど、悪いことしたらちゃんと叱ってくれてね、寂しいときは添い寝してくれて、優しく頭なでなでしてくれて……最近は、強い人も好きかなぁ。悪い人に襲われたら王子様みたいに助けにきてくれるのー。真面目で誠実で何をするにも一生懸命で、いつも笑顔なんだけど、陰ではすごーく努力家で。なのに全然偉ぶらないんだよぉ……。うん、そんな人がいいな」

和「それは……随分と厳しい条件だねぇ」

拓「はぁ……。花音、いいかい? そんな完璧な人はいないよ?」

鷹「……いや、つか、お前らを足して2で割らなかっただけだろ、それ」

雪「あはは、そうですね」


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