オノマトペ
以前に七星から聞いた、『小岩井はあまり家族に恵まれなかった』という話を思い出した。
彼は何も語らない。
雪菜からも訊ねたことはない。
もしかしたら、想像も出来ないような辛い記憶が彼の中にはあるのかもしれない。
それが気にならないと言ったら嘘になるけれど……触れてはいけない領域のような気がして、訊くことは出来ない。
彼の過去の傷に触れても良いものか。
心の奥底に沈むものに手を伸ばしても良いのか……迷う。
だが今は、この見える傷だけでも治してあげたかった。
指先に冷気を集中させ、痛々しい火傷の痕にそっと触れる。
この傷が癒える頃には、心の傷も癒えれば良いのに──そう、願いながら。
◇
またまた突発的に小岩井さん。
ううー(ρ_;)
彼は何も語らない。
雪菜からも訊ねたことはない。
もしかしたら、想像も出来ないような辛い記憶が彼の中にはあるのかもしれない。
それが気にならないと言ったら嘘になるけれど……触れてはいけない領域のような気がして、訊くことは出来ない。
彼の過去の傷に触れても良いものか。
心の奥底に沈むものに手を伸ばしても良いのか……迷う。
だが今は、この見える傷だけでも治してあげたかった。
指先に冷気を集中させ、痛々しい火傷の痕にそっと触れる。
この傷が癒える頃には、心の傷も癒えれば良いのに──そう、願いながら。
◇
またまた突発的に小岩井さん。
ううー(ρ_;)