オノマトペ
「君が演奏家でなかったのは少し残念だけど、僕たちの友情は不滅だよ。僕たちは愛を司る者同士、固い絆で結ばれているのだからね」
キラーン、と和音の白い歯が光る。
アリスカ、ドラグノフを握り締めながら呆け顔。
「では、アディオス、アミーゴ!」
「ちょ、ちょっと和音っ……」
そんな変な仲間意識持たないで!
そうアリスカが叫ぼうとした瞬間。
和音がばたーんと倒れた。
……血の出しすぎだ。
(……こいつ馬鹿なの? ねえ、馬鹿なの?)
アリスカはそんなことを自問しつつ、和音を引きずって保健室まで歩いていった。
◆
はい、馬鹿です。
間違いなく。
キラーン、と和音の白い歯が光る。
アリスカ、ドラグノフを握り締めながら呆け顔。
「では、アディオス、アミーゴ!」
「ちょ、ちょっと和音っ……」
そんな変な仲間意識持たないで!
そうアリスカが叫ぼうとした瞬間。
和音がばたーんと倒れた。
……血の出しすぎだ。
(……こいつ馬鹿なの? ねえ、馬鹿なの?)
アリスカはそんなことを自問しつつ、和音を引きずって保健室まで歩いていった。
◆
はい、馬鹿です。
間違いなく。