オノマトペ
「よーし、全力で頑張るぞっ!」

「決意が固まったようだね」

「フェイレイさん、頑張ってくださいね」

和音と雪菜も微笑みながら彼を応援する。


そうしているうちに料理が出来て、みんなでダイニングへ運んだ。

テーブルは拓斗と花音によって皿やフォークが綺麗にセッティングされていた。

「鷹雅はタイマントーナメント、出ないの?」

ジュージューと音を立てるステーキ皿を置きながら、フェイレイが訊く。

「あー?」

ちゃっかり席に座り、ただ料理が出来るのを待っていた鷹雅は、フェイレイの声に振り返る。

「出ねーよ、めんどくせぇ」

「魔族なのに争いごとは嫌いなのか」

「鷹雅、優しいものね」

フェイレイのあとに、リディルがそう続ける。

「俺は妖怪だっつーの! 別に優しくもねーし!」

ケッ、とそっぽを向いた鷹雅は、テーブルの反対側で飲み物のグラスを用意している拓斗へ目をやる。

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