オノマトペ
拓斗と花音がテーブルを挟んで睨みあう。
やたらと広いダイニングテーブルには、白いテーブルクロス。
その上には豪華絢爛な花の生けられた花瓶と、和音の作ってくれた国旗のたなびくふわふわオムライスが並んでいるが、まだ手はつけられていない。
花音の横の椅子にフリルのスタイをつけられて腰掛けている五所川原は、心なしかハラハラした表情。
周りを取り囲む執事やメイドたち(いたのか)もハラハラ不安顔。
ただひとり、銀のスプーンを片手に頬杖をつく和音だけは、落ち着いた微笑を称えて睨みあう2人を見ている。
「花音、もう龍太郎くんのことを悪く言うのはやめるんだ」
キッとした鋭い目──だと本人は思っているが、ちっとも迫力はない──で花音を睨みつける拓斗。
「拓ちゃんこそ、龍太郎先輩に騙されてるんだよっ。毎日毎日、いじめられてるじゃないっ。私、仲良くしゅぎょーしなさいって言ったのに……」
拓斗に良く似たくりくりの目で、キッと兄を睨みつける花音。こちらもちっとも迫力がない。
やたらと広いダイニングテーブルには、白いテーブルクロス。
その上には豪華絢爛な花の生けられた花瓶と、和音の作ってくれた国旗のたなびくふわふわオムライスが並んでいるが、まだ手はつけられていない。
花音の横の椅子にフリルのスタイをつけられて腰掛けている五所川原は、心なしかハラハラした表情。
周りを取り囲む執事やメイドたち(いたのか)もハラハラ不安顔。
ただひとり、銀のスプーンを片手に頬杖をつく和音だけは、落ち着いた微笑を称えて睨みあう2人を見ている。
「花音、もう龍太郎くんのことを悪く言うのはやめるんだ」
キッとした鋭い目──だと本人は思っているが、ちっとも迫力はない──で花音を睨みつける拓斗。
「拓ちゃんこそ、龍太郎先輩に騙されてるんだよっ。毎日毎日、いじめられてるじゃないっ。私、仲良くしゅぎょーしなさいって言ったのに……」
拓斗に良く似たくりくりの目で、キッと兄を睨みつける花音。こちらもちっとも迫力がない。