オノマトペ
太陽の光と、精霊たちの光に包まれながら、2人も屋敷へ向かって歩き出す。
「フェイ、クリームついてるよ」
自分の頬に手を添えながら、フェイレイにそう教えるリディル。
「あ、ほんと? 勢いよく混ぜすぎて飛んだのかな」
と、クリームがついているのとは反対側を撫でるフェイレイの手。
それを見て、リディルがそっと手を伸ばした。
「こっち」
人差し指でクリームをすくい取り、ほら、とフェイレイの目の前に差し出す。
「ほんとだ」
フェイレイはそれを躊躇いもせずに、リディルの指ごとぱくりと口に入れた。
「──っ、フェイっ! 汚いっ」
「あ、ごめん」
「あ、あの、そうじゃなくて……私、さっきまで土や草に手をついてたからっ……」
「ああ、そのくらい平気だよ。泥水飲んだって腹壊したことないし」
と、リディルの指からクリームをペロリと舐めとり。
「あ、ウマいよ。和音、料理の天才だなー」
にっこりと、いい笑顔。
「フェイ、クリームついてるよ」
自分の頬に手を添えながら、フェイレイにそう教えるリディル。
「あ、ほんと? 勢いよく混ぜすぎて飛んだのかな」
と、クリームがついているのとは反対側を撫でるフェイレイの手。
それを見て、リディルがそっと手を伸ばした。
「こっち」
人差し指でクリームをすくい取り、ほら、とフェイレイの目の前に差し出す。
「ほんとだ」
フェイレイはそれを躊躇いもせずに、リディルの指ごとぱくりと口に入れた。
「──っ、フェイっ! 汚いっ」
「あ、ごめん」
「あ、あの、そうじゃなくて……私、さっきまで土や草に手をついてたからっ……」
「ああ、そのくらい平気だよ。泥水飲んだって腹壊したことないし」
と、リディルの指からクリームをペロリと舐めとり。
「あ、ウマいよ。和音、料理の天才だなー」
にっこりと、いい笑顔。