オノマトペ
【足】



「最後はフェイレイだね」

「俺? えーと、好きなとこだろ? えーと……全部だな!」

「……全部?」

「リディルまるごと全部好きだ!」

「バーカ、それじゃフェチになんねぇよ。女のどの部分が一番萌えるかってことだろ?」

「燃える?」

「……ある意味正解だけど、そっちで語ると色々拙いからね……」

健全なサイト様ですからね。

というわけで、フェイレイは考える。

「んんー……そうだなぁ。『足』かなー。短いスカート履いてくれると嬉しいな。ふとももをチラッと見せてくれるともっといいな」

きらっと白い歯が輝く爽やかさでフェイレイは言った。

「すげぇ爽やかな笑顔のクセに言うことが破廉恥だ、この勇者」

「でもそれって、リディル限定の話なんだろう?」

「もちろん。だってリディルが一番綺麗だ」

そうのたまうフェイレイに。

「ふ、ふん。それなら小猿だって悪かねぇよ」

おっ、鷹雅が張り合ったぞ。

< 279 / 287 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop