オノマトペ
「お兄ちゃん、自分の受験勉強もあるのに私の勉強見てくれたりしてるし、色々おうちのこともやってくれてるし、寝る前しか時間取れないんだよね」
また、時計に目をやる花音。
「コンクールあるから練習しないといけないのはわかるけど、朝早いのに、こんな時間まで頑張ったら倒れちゃうよね? ……でも、行ったら邪魔になるかなぁ……?」
五所川原を抱きしめながら、伺うように拓斗を見る。
それを受けて拓斗も時計を確認し、一呼吸置いてから答えた。
「……いや、大丈夫じゃないかな。あんまり根を詰め過ぎると良くないし。指も手首も痛めたらコンクールどころじゃないしね」
にこりと微笑み返してやれば、花音もほにゃっとした笑みを浮かべた。
「そうだよね。じゃあ、お兄ちゃんの好きなあったかいブランデーミルクも淹れてってあげようっと」
五所川原を椅子の上に置いて、いそいそと広いキッチンへ向かった花音は、手際よく飲み物を用意する。
そのトレイとマフィンの入ったバスケットを拓斗が持ってやり、花音は五所川原を抱き上げて、一緒に地下へ下りていく。
また、時計に目をやる花音。
「コンクールあるから練習しないといけないのはわかるけど、朝早いのに、こんな時間まで頑張ったら倒れちゃうよね? ……でも、行ったら邪魔になるかなぁ……?」
五所川原を抱きしめながら、伺うように拓斗を見る。
それを受けて拓斗も時計を確認し、一呼吸置いてから答えた。
「……いや、大丈夫じゃないかな。あんまり根を詰め過ぎると良くないし。指も手首も痛めたらコンクールどころじゃないしね」
にこりと微笑み返してやれば、花音もほにゃっとした笑みを浮かべた。
「そうだよね。じゃあ、お兄ちゃんの好きなあったかいブランデーミルクも淹れてってあげようっと」
五所川原を椅子の上に置いて、いそいそと広いキッチンへ向かった花音は、手際よく飲み物を用意する。
そのトレイとマフィンの入ったバスケットを拓斗が持ってやり、花音は五所川原を抱き上げて、一緒に地下へ下りていく。